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基本情報技術者試験(cbt方式)体験記

(※2021/3/10の過去記事投稿です)

 

基本情報技術者試験(cbt方式)を受験してきました!

 

試験終了から5分ほどでスコアレポート(得点表)がメールで届くので,

終わった瞬間に合否予測をすることができました。

 

見たところたぶん合格していそうだったので,

体験記と称して勉強時間や自分なりのコツを書き残してみようと思います。

何かしら参考になれば嬉しいです…! 

(2021/6/27現在:合格していました…!嬉しいです!)

 

 

これを書いている人

大学生です。数学は苦手。

情報系の学部に所属していますが,基礎的な数学分野ばかり学習していたため,勉強を開始するまでは専門用語の知識は1割程度しかありませんでした…プログラミングは授業や趣味でかじる程度にやっていました。 

 

試験結果

まず結果から!午前も午後もそれぞれ60点以上で合格です。

ドキドキしながらスコアレポートを見ると…

 

午前試験

ストラテジ系 ……80%

マネジメント系…100%

テクノロジ系 ……90%

計:88.75点

 

午後試験

情報セキュリティ(配点20点)…100%

選択2問*1(配点各15点×2)…100%, 60% 

データ構造とアルゴリズム(配点25点)…44%

ソフトウェア開発(配点25点)…60%

計:70.00点(たぶん)

(2021/6/27現在:70.00点でした!)

 

午後危ない…!笑

アルゴリズムはかなり自信があったはずなのに何かやらかしてしまったみたいです…(思い当たる要因はいくつかありますが,一つとして集中力切れが挙げられるかもしれないです。CBT方式で午前と午後を連続受験しようとすると,会場によるかもしれませんが水分補給等の休憩が一切とれないため注意が必要です…!)

 

勉強期間

2週間。

( 平均8時間/日 × 14日 = 112時間くらい…? )

 

学生ならではの長期休暇のお陰で,1日平均8時間くらいの勉強時間を確保できました。

期間としては短いかもしれませんが,この2週間は一日も無駄にすることは許されず,本当に机にはりついて勉強することになるのでかなりきつかったです。

しかし逆に言えば,勉強時間さえとれれば2週間でも合格できるとわかりました。数学やプログラミングが得意,学校で専門知識もある程度習っている方であれば,もっと短い期間でもいけるかもしれません。

 

(私は事情あり試験日を前倒ししたため2週間となってしまいましたが,時間がとれるならもっと勉強するに越したことは無いです!笑)

 

勉強方法

午前対策

参考書と過去問集を1冊ずつ買い,

参考書は辞書としてとりあえず手元に置いて

ただひたすらに過去問を解きました。

と言っても,知識ゼロ状態でいきなり過去問から始めたため,

最初のうちは計算問題以外はほとんど解けません。

(計算問題もそんなに解けず絶望)

 

しかし,

一問解く度に解答を見て,関連用語をネットや参考書で調べて暗記

を繰り返していくうちに,徐々に太刀打ちできる問題が増え,

一日に解ける量も幾何級数的にぐーんと増えていきました。

 

具体的な午前対策の勉強スケジュールは以下のような感じです。

 

勉強開始

1日目…過去問30題でインプット

2日目…残りのうち30題でインプット

3日目…残り20題+他年度の20題でインプット

4日目…残りのうち30題でイン・アウトプット

5日目…残り30題でイン・アウトプット

6日目…80題でイン・アウトプット

7日目…80題時間測って解く

 

勉強開始後5日目あたりまでは,過去問およそ30題に出てくる単語や考え方を確実に理解することに丸一日を費やしていました。この頃はあまりの覚えることの多さに心が折れそうになっていました…笑

 

しかし,この地獄をくぐり抜け累計2回分の過去問を解き終えた6日目あたりから

「あれ,似たような問題解いた気がする」

な問題がちらほら出てきます。

ここからはもう一気にモチベーションも上がり,同時に一日に解く量のペースも上がります!笑

そうして7日目には,正答率は6割ギリギリなものの制限時間2時間半以内で解く練習もできるようになっていました。

 

8日目以降は午後対策に時間を割き始めましたが,午前対策は「過去問道場」というサイトで問題を解くなどして変わらず続け,

試験二日前の過去問演習では7割,前日には9割の正答率に達することができました。

 

このように,私は過去問を使ったインプットでなんとかなりました…

参考書を開いてじーっとにらめっこしていても何も頭に入ってこないので,

解いて調べて解いて調べての方法は自分に合っていたように思います!

 

ちなみに過去問集は,

見開き左側に問題,右側に丁寧な解説が載っているものを使い,

参考書はとても分かり易いイラストで説明されているものを使いました。

 

午後対策

残り1週間,午前試験の知識が大体身に付いてきたあたりで勉強を開始しました。

分野毎にどんな対策をしたか書いてみます。

 

情報セキュリティ

配点が20点と高いものの,午前の勉強を頑張っていれば読むだけで答えがわかるくらい解きやすい大問です。ただ文章が長く読むのに疲れてしまうので,過去問を5回分くらい解いて慣れておきました

 

選択問題2題

ハードウェア・ソフトウェア / データベース / ネットワーク / ソフトウェア設計 /

マネジメント系 / ストラテジ系

のおよそ6分野の中から4題出題され,そのうち2題を選びます。

 

配分から考えて4題のうちマネジメントとストラテジが2題を占めることはきっと無いだろうと予想し,テクノロジ系4分野のうち午前の知識で解けそうな「ネットワーク」と,問題文を読むだけでなんとなく解ける「ソフトウェア設計」に勉強範囲を絞りました

 

「ハードウェア・ソフトウェア」については過去問に目を通したところ,出題範囲が広く解けるときと解けないときの差が激しかったため,当日の運に任せて簡単な知識を入れるだけに留めました。

「データベース」は午前より細かいSQL文の扱いが問われるため,慣れれば得点源になりそうですが習得に時間が足りないと判断し断念しました。アルバイトや仕事などで実際に使っている人にとっては,かなり有利な問題になりそうです。

マネジメント系 / ストラテジ系は読んで計算するだけの問題が多かったため,午前用の知識を入れる以外は特に対策はせず,本番にテクノロジ系で勉強した範囲が出なかったときの最終手段としてとっておきました。

 

まとめると,選択問題は「ネットワーク」「ソフトウェア設計」の過去問演習などに力を入れ,それ以外は午前の知識でまかない当日は簡単そうなものを選ぶ,という対策をとりました。

 

データ構造とアルゴリズム・ソフトウェア開発

これに関してはもう過去問を解きまくって問題に慣れました

一応プログラミングの知識はあったため,ソフトウェア開発に関してはC言語を選択し,特段新しく対策することはありませんでした。

 

対策についてあまり書けないので,失敗談を共有してみようと思います。

私は試験3日前までソフトウェア開発の点数が安定せず,とても不安を感じていました…(得点は極端で,解けるときは満点,解けないときは最初の2問しか合っていないなど)

 

そこで,3日前にもなっていきなり

「基本情報 C言語 コツ」

「基本情報 ソフトウェア開発 対策」

などとググり始め,巷では

C言語は難しい」「比較的易しいアセンブリで挑むべき」

と言われていることを知ってしまったのです… 

 

点数が伸び悩み焦っていた私は,あと3日で試験日が来るにもかかわらず,C言語を諦めてアセンブリに乗り換えようとしました. 

しかし,アセンブリに普段から触れているわけでもないのにいきなり問題を解こうとしても,案の定分からないことだらけです.悩んだ挙句,残り僅かな時間をアセンブリの習得に費やすのはリスキーだと判断し,C言語に戻って今まで通りに勉強しました.この判断は自分にとっては正しかったと思いますが,アセンブリの構文暗記にかけた2,3時間を無駄にしてしまいました.

 

そのため,これは自分自身への教訓でもありますが,

試験日が近くなったらむやみに戦法を変えない方が良いと思います.

(また,早めに勉強を開始するとこういった言語変更の選択の余地もあるので,

できればもっと勉強期間が長い方が良いと思います!)

 

まとめ

以上に書いたものはあくまで自分の体験記であり,また知識の確実な習得よりも合格することを優先してしまっているため,この勉強方法は一概におすすめできるものではありません.最後に信じるべきは自分です!

受験に失敗してしまったり,夢が遠のく出来事があったり,なかなか人生上手くいかないこともありますが,そんな中でも胸張って「頑張った!」と言えることは,必ず自分の力になると信じています.

お互い頑張っていきましょう!笑

 

*1:守秘義務のため出題分野は伏せます